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先日、遂に長年探していた下宮忠雄著「ノルウェー語四週間」を入手しました。ノルウェー語(ブークモールの方)の参考書は既にTeach Yourself版を2冊消化しているので今更なんですが、ゲルマン語&大学書林スキーなら取り敢えず「ノルウェー語四週間」は読んでおけというお話なので探していたんですの。

しかしこの本、初版が1994年発行の割には不思議と何処にも置いてないんですよねー。学校や公共の図書館でも見た事がないし、神保町でも密林でも目にしないので個人的に殆どUMA的な存在だったのですが、長い間探していた甲斐があって漸く手にする事が出来ました。神様有難う。

内容ですが、ブークモールの基本文法は勿論、ニーノシュクについても若干ながら触れられていてとても良い感じです。難易度は相変わらずの書林クオリティですが、そこが良い。そして何より凄いのが、読み物の量。全体の3分の2近くが読み物で占められています。やはり読書というのは文語のある言語の学習に於て非常に重要なので、嬉しい限りです。個人的に面白かったのが、ロシヤ語とノルウェー語のピジンであるルッセノシュクに関する記事。1つ目新しかったのが、読み物に四週間シリーズとしては異色の漫画チックなイラストが多数掲載されているところ。絵師さんの名前がクレジットになく、誰が描いたのか非常に気になります。まさか著者本人だったら萌えるんだけど。

とまあ小生は運良く入手出来た「ノルウェー語四週間」ですが、入手が何故かマスターボール並みに難しいのは相変わらずのようで残念です。発行が古過ぎて旧漢字が混ざっているような「フィンランド語四週間」や、今一需要のありどころがわからない「ウイグル語四週間」なんかはちゃんと版を重ねていて、大きな書店では普通に見られるのに、なんで「ノルウェー語四週間」だけネクロノミコンみたいになっているのか謎なところですねー。もっと多くの人が手に取れるようになッら良いのに。同じように、割と界隈では有名なのに入手が困難な語学参考書として白水社の「ポーランド語の入門」がありますが、こちらも意味不明です。姉妹本の「ルーマニア語入門」は内容が完全に古く、参考書として使うにはかなりアレな感じなのにも関わらず普通に手に入るというのに、「ポーランド語の入門」の稀少さは異常。出版の世界は不思議がいっぱいだね!



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