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patpad7.png先週プラハから帰ってきました。なんでこの時期にチェスコなんかにいたのかというと、貯めたマイルの有効期限が3月までだったから。ついでにスロヴェンスコのブラチスラヴァにも行って来ましたが、プラハまでの往復でマイルを使い果たしてしまったので、こっちは鉄道での移動ですの。合わせて11日間の行程です。



cza-3.pngプラハは1度行ったらもう1度行きたくなるステキ空間だよーと、事前に耳にタコができるくらい聞かされていたのですが、小生の場合全然そんな事はなかったです。もう1度だなんてケチな事は言わずに、寧ろ住んでしまいたいのだわ。




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ブラチスラヴァの方はプラハとは一味違った感じの都市でしたが、こちらもとても良い所でした。半ばテーマパーク化してしまっているプラハ中心部にはない落ち着いた雰囲気と生活感に満ちた、ステキな街です。中欧でもブラチスラヴァはスルーでおkという話はよく聞きますが、ちょっと同意しかねますねー。まあ観光客向けの見所が殆どないのは事実ですがw プラハからは陸路で4時間半、ヴィーンからだとたったの数十分の距離なので、ちょっと尋ねてみても悪い事はない筈ですよ。

 


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cza-7.pngさて今回は旅にXP搭載の愛機を持参していたのですが(死ぬほど重かったorz)、現地で撮影した写真の容量が軽く11GBを越えてしまったので、日記は帰ってからまったり書こうという結論に達した次第です。おじさん張り切りすぎた。今では反省している。写真の量が多い上に、1枚1枚の容量が大きくてそのままウェブにうp出来ないので、自宅で落ち着いて編集するのです。






cza-1.pngちなみに旅先では、持参したラップトップを使って写真のバックアップをしたり、交通機関の運行状況を調べたり、写真屋で絵を描いたり、風神録で遊んだりしていました。苦労して運んだ割には、全然有効活用してないですねーw まあそんな事もあるさ。



 




今回も幸い、大きな事故や支障もなく旅程を終える事が出来ました。チェスコでもスロヴェンスコでも、それまで書物や映像でしか知らなかった事物に直接触れる事が出来て大きな感銘を受けると同時に、直に両国の空気に触れる事が出来て、色々得るものが大きかったです。また、何よりチェコ語やスロヴァキア語を始めとした様々な言語に触れ、且つそれらを実地で使う機会に恵まれたのが嬉しい体験でした。困った事といえば、次はブルガリアかポーランドに行ってみたいなーとのほほんと思っていたのが、またチェスコとスロヴェンスコに行きたくなってしまった事だったり。頑張ろう。

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以下全然関係ない話題

白水社から中澤教授の「ニューエクスプレス ウクライナ語」が出版されたというので、早速日曜日に神保町の三省堂に行って購入してきました。流石白水社、目の付け所が素晴らしすぎますねw 正直初級レヴェルのウクライナ語の参考書はもう要らなかったりするのですが、日本でこういう体裁のウクライナ語参考書が出版されるのは初めてという事で、ついつい手が出てしまいました。売れ行きが宜しいのか、平積みの分が殆どなくなっていました。ウクライナ語学習者が増えるよ!やったね、たえちゃん!

日本では以前に大学書林から「ウクライナ語入門」なる本が出版されていましたが(残念ながら手許にはありません)、出版されたのが1991年と、標準ウクライナ語が大きく揺れ動いていた時期なのと、初学者にはちょっと取っ付き難い体裁の本だったので、ニューエクスプレスからウクライナ語がでるというのはとても喜ばしい事です。これを機に、もっとウクライナ語学習者が増えればいいよ。

肝心の中身ですが、ざっと一読した限りでは、限られた紙面の内に必要最低限の事項が全て網羅されており、また説明も平易で丁寧なので、初めてスラヴ語に触れる人にも非常に解り易くなっています。CD(まだ聴いてない)もちゃんと付いているのが嬉しいですねー。一昔前まではウクライナ語の解説はロシヤ語との比較対照のような、読者がロシヤ語にある程度通じている事を前提にした、要するにロシヤ語のおまけ的なアプローチが為される事が多かった感があります。しかしながら「ニューエクスプレス ウクライナ語」ではそういったロシヤ語既習者を念頭に置いた説明は一切なく、飽く迄「ウクライナ語の入門書」という体裁なので、とても新鮮な感想を受けます。

これ1冊を着実に学習すれば、ウクライナ語学習をする上で必要最低限の知識や力はほぼ身に付くと思います。ただ飽く迄入門書であって、本当に基本的な事しか書かれていないので、読者がその先の学習をどう開拓するかが課題ですね。残念ながら日本語で書かれたこの一歩先の参考書となると、前述の「ウクライナ語入門」になってしまうので(紅魔郷でいうとEasy2面の大ちゃんとEx.のフランちゃんぐらいの差があるよ!)、従来通り学習者が独自に色々教材を探す必要があります。長い旅ですね。

贅沢を言えば会話文の他に、簡単な読み物が付いていれば面白かったような気がします(容量的にかなり難しいでしょうが)。取り敢えず、日本で一般読者向けの平易なウクライナ語参考書が専門家の手により執筆されたという事は喜ばしい限りです。少なくとも、以前とはウクライナ語の取っ付き易さ感が比べ物にならないのじゃないかなー。この調子で色々な言語の本が出版されていくと有り難いです。

しかし書店の語学参考書の棚も、随分と賑やかになりましたね。恵まれた時代になったものです。さあ、次はベラルーシ語だ…。


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ルズィニェ国際空港の喫煙所とわたくし。鞄のラップトップが重いのです。

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近頃オランダ語を学んでいます。別に同性愛に目覚めたとかそういうのではなくて、スラヴ学関連の論文、特にニコラース・ファン=ウェイクNicolaas van Wijkの論文が読んでみたいからです。オランダ関係ないね!!なんというか、相変わらずひねくれた動機ですね。しかしオランダ人は、やたら学問の多方面に於て優れた仕事をしているので困ります。全くゲルマン人ってやつぁ…。

そんな訳でオランダ語をゆっくり勉強している今日この頃ですが、今手許にある参考書はF. G. Renierの"Learn Dutch!"(Routledge, 1941)とH. R. Sternの"Essential Dutch Grammar"(Dover, 1984)の2冊だけです。辞書は同じくRenierの"Dutch-English and English-Dutch Dictionary (Routledge, 1949)。古本なので、3冊で合計600円くらいです。キャスター2パックの値段でオランダ語を習得しようなど、図々しいにも程がありますね。

さてSternの本はともかく、Renierの参考書は初版発行が1941年という事で、ちと古いかなという感も否めないです(ていうか古いです)。まあ、そもそもオランダ語学習の目的が過去の論文を読む事なので、実際に多少の情報の古さなんかは割とどうでも良いのだけれど。

ところでRenierの参考書ですが表紙の裏を見てみると、1941年の初版発行から1946年まで毎年増刷されてたみたいです。40年代といったらオランダが伍長殿にフルボッコにされて地図上から消滅してた頃だというのに、果たしてどこでどんな需要があったんでしょうね。

さて中身ですが、戦時下の出版ということで「貴方はレジスタンスに参加していますか?」とか「彼の叔父は地下活動に参加しています」とか「自由万歳!」みたいなステキで実用的な例文で溢れているとかそういう事は全然なく、「これはパンです」に始まって最終的には新聞記事(なにやら銀行のお話らしい)の読解に挑戦してみるという、極めて普通な参考書です。ちょっと残念。

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オランダ語の先輩


オランダと言えばフリジア語にも激しく興味があるのです。何それ?と思ったらググるかペドるかするといいよ。

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今回絵が少ないので、昔描いたゆゆ様でも貼っとこう

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